以前、Windows10proの記事を書きましたが、現在はwindows11にしている方が多いようです。
そこで、前回と今回とでは異なるのかを解説したいと思います。
手順の概要(Windows 11の場合も適用可能)
- インストールメディアの作成
- Microsoft公式サイトからWindows 11のインストールメディア作成ツールを使用して、USBメディアを作成します。
- install.esdまたはinstall.wimを確認
- 作成したUSBメディア内の
install.esd
またはinstall.wim
ファイルを確認します。 install.esd
またはinstall.wim
には複数のエディション(HomeやProなど)が含まれている場合があります。
- 作成したUSBメディア内の
- DISMコマンドを使用してエディションを指定
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを使用して、Proエディションを指定します(例としてインデックス番号3を使用していますが、正確なインデックス番号は環境によって異なるため、事前に確認してください)。
cmd
コピーDISM /Export-Image /SourceImageFile:E:\sources\install.esd /SourceIndex:3 /DestinationImageFile:D:\work\install.esd
- このコマンドにより、Proエディションをインストールするためのイメージを作成します。
- コマンドプロンプトで以下のコマンドを使用して、Proエディションを指定します(例としてインデックス番号3を使用していますが、正確なインデックス番号は環境によって異なるため、事前に確認してください)。
- インストール時にプロダクトキーを入力
- インストールプロセス中にプロダクトキーの入力画面が表示されます。
- Windows 11 Pro用のプロダクトキーを入力すれば、HomeではなくProエディションがインストールされます。
注意点
- インデックス番号の確認
install.esd
またはinstall.wim
にどのエディションが含まれているかを確認するには、以下のコマンドを使用します:cmd
コピーDISM /Get-WimInfo /WimFile:E:\sources\install.esd
これにより、各インデックス番号に対応するエディションのリストが表示されます。Proに対応するインデックス番号を確認してください。
- デジタルライセンスの影響
デバイスが元々Homeエディションのデジタルライセンスで認証されている場合、自動的にHomeが適用されることがあります。この場合、Proエディションのプロダクトキーを入力することで解決可能です。 - プロダクトキーの購入
Windows 11 Pro用の正規のプロダクトキーが必要です。Microsoft公式サイトや信頼できる販売店から購入してください。
結論
Windows 11 HomeからProにアップグレードする場合でも、Windows 10と同様の方法で対応可能です。特に、install.esd
やinstall.wim
を使ったエディションの指定と、正しいプロダクトキーの入力がポイントになります。